立命館大学の「応援文化」を醸成し、スタジアムをエンジに染め上げる。カレッジスポーツにおけるホームゲームイベントを開催。

キャンパス開設30周年記念として、ラグビー・アメリカンフットボールのホームゲームを開催。

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自分の大学のスポーツを見たことがない在学生へ向けて

-Outline

立命館大学が有するキャンパスの1つ、「びわこ・くさつキャンパス」(以下BKC)は2024年に開設30周年を迎えました。広大な敷地を持ち、6つの学部が展開されている同キャンパスの記念イベントとして、学生ー教職員ー企業ー地域住民のつながりを創出するスポーツイベントを開催。

Y-PUは学生自らがプロデュースするスポーツエンターテイメントを実現するために、ホームゲームイベントのビジョン設定からプロジェクトマネジメント、イベント当日運営までを一貫して伴走。これからも続いていくためのカレッジスポーツイベントの仕組みづくりを目指して学生とともに創り上げました。

■プロジェクト概要
プロジェクト期間:2024年2月~2024年6月
クライアント:学校法人立命館
【イベント①:ラグビーホームゲーム】
日程:5月26日㈰
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス内 Daigasエナジースタジアム
仕様:春季トーナメント戦 VS近畿大学
規模:500名
内容:ラグビー教室、キッチンカー出店、ノベルティ配布、ホームゲーム、HOME GAME PARTY(試合後の選手ー学生交流会)

【イベント②:アメリカンフットボールホームゲーム】
日程:6月09日(日)
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス内 Daigasエナジースタジアム
仕様:開学30周年記念試合 VS関西学院大学(FIGHTERS)
規模:5,500名
内容:新入生クラスによる模擬店出店、学生団体グランプリ、ASICS GREENBAG PROJECT、ホームゲーム、応援パフォーマンス


自分の大学のスポーツを見たことがない在学生へ向けて

-Backgrounds

「する」「みる」「ささえる」
3つの観点で語られることの多いスポーツですが、カレッジスポーツのシーンではまだまだ「みる」ことへ向けたアプローチがそれほど多くありません。各競技団体や部活動という単位ではSNSを駆使した様々な施策がなされていますが、高校スポーツやプロスポーツほど注目が集まっていないのが事実です。
各々の部活動を見渡せば、注目のアスリートや目を引くSNSでの発信など、立命館大学の伝統と誇りを胸に戦うチームや個人がたくさんいます。
それぞれの活躍にもっとスポットライトが当たってほしい。そんな想いから、まずは立命館大学在学生と部活動のタッチポイントを創出しようとプロジェクトを立案しました。


応援文化を醸成する

-Planning

本プロジェクトの企画の中心は「在学生がいかに試合を観戦するか」。
在学生が本イベントに1000名来場することを目標にスタートしました。
また、今回のホームゲームをきっかけとして、大学スポーツへの関心が高まり、他キャンパスや他競技でも在学生がスポーツを応援する機運が生まれるよう、「立命館スポーツの応援文化を醸成する」をビジョンに掲げました。
立命館大学は関西を代表する私立総合大学。部活動を応援するということはもちろん、学生団体や研究など多岐に渡る学生の活動を応援しあうべく、あえて「スポーツ」を全面にださないビジョン設定としました。

部活動と関わりが「ない」在学生との共創

-Planning

在学生がカレッジスポーツを観戦するきっかけがないことの大きな要因は
「知らない」
ということ。
ルールを知らない。
出場している選手を知らない。
試合があることを知らない。
そのため、企画の基本構成は学生の口コミをベースとした学内認知を獲得するということに設定。
行った具体的な施策は以下の3つです。

①50名の学生運営メンバーを組織

部活動に属していない学生50名で企画、渉外、広報の3チームに分かれてプロジェクトを進行。
部活動に関わりがない、だけどおもしろいことを仕掛けたい。
ReLIVEのビジョンに共感した。
各々に想いを持ったアクティブな学生50名からなる企画運営メンバーを組織しました。これまでカレッジスポーツに関わりがなかったからこその視点で、一般学生が興味を持つような施策を考案。数々のユニークな施策は、彼らの尽力あってこそでした。

学内施設をエンジ色でジャック

市内商業施設テナントでのPR活動

HOMEGAME PARTYの開催

エンジノベルティの制作

②新入生クラスの出店企画として模擬店を実施

春、期待を胸いっぱいに入学をしてきた新入生クラスを対象に模擬店出店を打診。40を超えるクラスから800名以上の新入生が出店をしてくれました。
「アメリカンフットボールへの興味は正直ないけれど、みんなでワイワイ楽しいことがしたい。」
カレッジスポーツへ興味を持つ第1歩は、まずは試合の現場に居合わせることです。
フランクフルトやストラックアウトなど、各クラスからユニークな企画が集まり、会場はお祭りのような雰囲気に。当日来場いただいた方にお楽しみいただきました。

③学生団体グランプリを開催し、サイドコンテンツでも応援文化を醸成


模擬店出店をしてくれた1回生へ向けて、新入生歓迎ブースを設置。いわゆる「新歓」と呼ばれるイベントですが、「もっとも盛り上げた団体はどこだ?」をスローガンにグランプリを開催。
応援チケットなる投票システムを構築し、1回生含む来場者がおもしろかった団体に投票することで会場内で使える金券を発行。来場者の流動性をつくりだすことに成功しました。総額数十万円に上る賞を設定し、各団体の活動資金としてもらうことで団体への応援も具体化。ホームゲームを盛り上げるサイドコンテンツとなりました。


2回のホームゲームで約6000名の来場、1500名以上の学生が関わる結果に

-Value

5月に開催したラグビーホームゲームは500名、6月に開催したアメリカンフットボールホームゲームは5500名の来場者となりました。
また本企画に携わった学生数は1500名を超え、学生自らの手でエンターテイメントを作り出すことができました。さらに本企画に賛同し、ご協賛いただいた企業数は30社を超え、学生ー教職員ー企業ー地域住民のつながりを創出することができました。


参考資料

Appendix

BKC30周年記念イベント『Re/LIVE』‐学生がつくるホームゲームがBKCを熱狂の渦に‐|立命館大学 SPORTS&CULTURE (ritsumei.ac.jp)

“熱狂の瞬間を共に創る” アメリカンフットボール部高橋健太郎監督×Re/LIVE運営企画リーダー内田秀太(スポーツ健康科学部・4回生)|立命館大学 SPORTS&CULTURE (ritsumei.ac.jp)

立命館大学びわこ・くさつキャンパス開設 30 周年企画サイト (ritsumei.ac.jp)

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